選挙候補者の名前に「ひらがな」が多いのはなぜ?

選挙名前ひらがな雑記

どうも!オッカムです!

昨日は2019年4月21日。全国で一斉に統一地方選挙の投票が行われました。いざ、投票へ行ってみると、あることに気づいたオッカム。

それは、「なぜか選挙候補者の名前にひらがながめちゃくちゃ多い」ということです。皆さんも投票に行ったときに何となく感じたことがないでしょうか?

投票時だけでなく、選挙ポスターなどをみて感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。

なぜ、選挙候補者の名前にはひらがなが多いのか?

個人的にめちゃくちゃ気になったので、今回はそれについて調査した内容をお届けします。

実際に選挙候補者の名前にひらがなは多い!

選挙候補者の名前にひらがなが多いのは、決して気のせいではなく、本当の話です。僕が住んでいる中野区を例に挙げてみましょう。

選挙ポスター_名前

選挙ポスター_名前

画像のように、選挙立候補者数は全員で60人。そのうち、名前にひらがなが使われているのは44人です!

60人中44人は多いですよね。約73%の選挙候補者が名前にひらがなを使っている、という計算になります。

普段、生活している中で、ひらがなの名前の方に会うのはもっと珍しいはず。つまり、何かしらの意図を持って、選挙候補者は名前をひらがなに変えているものと考えられます。

なぜ、選挙候補者は名前をひらがなに変えるのか

それでは、なぜ、選挙候補者は名前をひらがなに変えて立候補するのでしょうか?

ネットで調べていると、参考になりそうなものとして、NHKの選挙についての記事が見つかりました。

以下、なぜ選挙候補者の名前にひらがなが多いのか、についての引用です。

“有権者”という「ユーザー」が難解な漢字を書かなくて済むための「ユーザー・フレンドリー」な配慮であり、そして“候補者”という「サプライ・サイド」の事情からくるものです。

また、ほかにも以下のように書かれていました。

ダイレクトに音声情報と繋がる“ひらがな”で候補者名を申請した方が、票につながりやすいという事情があるのです。

簡単にまとめてしまうと、名前をひらがなにしておいたほうが票を獲得しやすいということですね。漢字よりもひらがなのほうが書きやすく、該当演説などの音声と相まって記憶に残りやすいわけです。

音声と文字のつながりについては若干の驚きがあるものの、票の獲得などについては予想通りと行った印象でしたね。しかし、この話を僕の友人に聞かせたときに、ちょっとおもしろい反応を示してくれました。

ひらがなが使われている理由を友人に聞かせた反応

この話を聞かせた友人の第一声はこうでした。

「なんか、それ寂しいなぁ。」

どういうことか、彼の言葉を借りてお話をすると、

「成熟した市民が、成熟した政治家を選んで、成熟した国家が生まれるというのが民主主義の選挙」であり、その「成熟した市民」が、たかが漢字かひらがなかぐらいの違いで、自分の投票に影響されてしまっている。

そうした状況にある選挙に対して寂しさを覚えるということです。これを聞いて僕も「確かになぁ」と同意でしたし、僕にはなかった感性だったので面白くも思いました。

こんなふうに、友人に話してみると自分とはまた違った感性を得られるかもしれないので、よければあなたも友人や同僚にお話してみてはいかがでしょうか?

以上、「選挙候補者の名前にひらがなが多い理由」についての記事でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

 

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